絵本『鏡の中のぼく』~挑戦する自分になる~
■プログラム内容
絵本『鏡の中のぼく』を教材として使用した
コミュニケーション教育プログラムです。
すでに公立小学校・中学校の授業に導入されています。
この絵本の読み聞かせを通して、日常生活の中で、もう一人の自分とのコミュニケーション(対話)をとっていることに子ども達自身に気付いてもらい、もう一人の自分の存在を身近に感じ、どんな会話をしているのか、子ども達の思いを、
私達「コーチ」だからこそできる関わりで、大切に引き出していきます。
もしもこれから先、くじけそうになったとき・困難にぶつかったとき、自分をどんな言葉で励まし、応援してあげたいと思うか…
を考えてもらう内容です。
子ども達はこの先、思っていた目標に辿り着けないことも、きっと多々あるのかもしれません。
でも、目標に向かうまでに自分を好きだと感じられる、自分を好きだという気持ちを高めていける
「強い心の根っこづくり」ができる関わりが大切なポイントです。
丈夫な根っこがあれば、倒れたり踏まれたりしても、また立ち直ることができるのです。
「自分を応援する」、自分にも「ふわふわ言葉をかけてあげる」と言うことをきちんと「学ぶ」ことで、子ども達それぞれのタイミングで、何度も立ち直るしっかりとした「心の根っこづくり」のお手伝いをします。
今よりももっと自己肯定感を高め、自分のことを、より好きになってもらえるような時間になることを目的とした授業です。
中学校進級を控えている6年生への進級のプレゼントなどにも効果的です。
※指導案の準備もございます。
■エデュケーショナルコーチング■
先生方には授業や子ども達との関わりの中で、子ども達の考えを引き出すときやティーチングをより強化するための
コーチング技術の習得として、トラストコーチングの受講をおすすめしています。
教材で使用している絵本「鏡の中のぼく」の動画version
■導入実績(2019.6~)
・「周りを大切にね」
「人の嫌がる事はしないよ」
「人に優しくね」
子ども達に、そう伝えてきましたが、もっと、その前に、必要なことがあるのですね。
(那覇市内小学校教員)
・深くに響くって、こんなことなのかもしれないです。
きっと、この授業を終えて、すぐに変われなくても、いつか思い出して、自分自身と関わるときに、自分を落ち着けたり、励ましたりするのかもしれないですね。
(那覇市内小学校教員)
・いつも、子ども達には、
「自己中心的にならずに、まず、周りのことを考えて行動してよ」
と常に言っていますが、それができるようになるには、まず、自分としっかり向き合って、自分を知ることが大切なのかもしれないですね。
なかなか、大人も、自分と向き合うってしていない気がします。
(那覇市内小学校教員)
・いつも、何もお話ししないあの子が、あんなに心が動いているのを初めて見ました。
後ろで見ていても、溢れてきているのが、よく伝わってきて、あんな反応をするなんて、もう、嬉しくて…。
(那覇市内小学校教員)
・いつも自分を責めていたけど、鏡の中のぼくを大切にしたいと思いました。
今日からは自分を責めないで自分を励まして、小さい自分にがんばれと言われたら、メッチャがんばります!
(男子)
・私は学習して、自分はいやなことを言っていないつもりでも、人は嫌なことを言われたと感じることもあるんだなと考えました。
そして、自分の中にいる自分はお母さんやお父さん、友達よりも私についていて、陰で私のことを支えているのかなということです。
この世にたった1人という人間はいないと思います。
(女子)
・自分をチクチク言葉などで苦しめないことが分かりました。そして人をいじめないでと、先生は言っていましたが、自分もいじめないことがわかりました。
(男子)
・今日わかって思ったことは、自分をどんどん落ち込ませているのを気付かずにいたことです。僕は自分で自分を応援しよう。
(男子)
・「あともうちょい」
とか、そういうのをやっていきたいです。自分はできると信じたいです。
(男子)
・私はもう一人の自分を知らなかったので、もう一人相談する人ができました。これから小さな自分といろいろ話していきたいです。
(女子)
・私は、鏡の中の私と話すとき、嫌な言葉や話をしないように気をつけていきたいです。いつも鏡の中の私に話しかけたいと思います。
今日の道徳はとても楽しかったです。
(女子)
・一日に一番話す人を考えて、私はぬいぐるみと沢山話していると思ったけど、実は自分と話していることがわかりました。私はこれからも自分を大切にしようと思いました。
(女子)
・僕は鏡の中のぼくはとても優しいなと思いました。なぜなら、泣くときは一緒に泣いてくれるし、笑うときは一緒に笑ってくれるし、一番仲のいいパートナーだからです。
(男子)
・私は自分を大切にすることは、小さな自分が自分を応援できているかで、自分を大切にするという事が分かった。
一番大切にしている人と話をしている人は、自分と言うことが分かりました。私は自分の中のどこかにいる自分を大切にしたいです。
(女子)
■授業の様子■